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あの流れ行く雲のように時間は今日も流れていく
先月僕の恋人までがッ…消えました。」
あまりに突然の告白に、私は戸惑った。
神田はいつもどおりクールな表情のままで、
ラビも動揺していることに気がついた。
ラフィエルさんは膝にひじをつき、前かがみになるように座っていた。
そして彼の拳に水滴が落ちているのに気がついた。
萌『こんなことを聞いてすいませんでしたッ…!』
ラ「…そして僕の家にも大金が送られてきました。
僕の恋人は、すべてを僕に打ち明けてから消えました。
"消えていった人達は町の為にお金が使われる事を祈っていた。
主人に町に送る資金を断ち切るぞ、と脅された。"と。」
つまり、今回の腐ったブレーカーはあの大富豪共ってわけか。
私は拳に爪が食い込むほど握り締めた。
萌『彼女が生きているうちに真相がわかっていたなら…
何故逃げなかったのです?
何故生きようとしなかったんですか!!?』
ラ「………僕達の、夢だったからです。
この町が栄えて、あの人達から何の助けもいらずに独立する事が。
そのために僕達は頑張ってきたから。
そのために僕達はここで戦ってきたからッ…!!!」
ラフィエルさんの声からは覚悟を決めた感じが伝わってきた。
ラビ「話してくれてありがとさ。萌、ユウ。
ちょっと話があるさ。」
私達3人は席を立った。
ラ「こんな話を聞いて…貴方達は何をするつもりですか?」
萌『腐った奴らをぶっ潰す。』
いい考えでしょ?
って私が笑いかけたら、ラフィエルさんも涙の後が残る顔で、
やさしく、やさしく笑った。
ラビ「で話っていうのは」
萌『明日の計画でしょ?はやくケリつけたいもんね。』
神「でどうするんだ?」
ラビ「…何にも考えてないさ。」
萌・神「「は?」」
ラビ「いやだって…こういうのは皆の知恵をあわせてッ!!」
萌・神「「は?」」
ラビ「その言葉で威圧するのやめて〜!!(涙」
萌『わかったわかった…でもラビ、この馬鹿に期待しちゃダメだよ。』
神「誰が馬鹿だ…?」
萌『キミはピーマンだもんね〜?』
神「どういう意味だ…?」
萌『中身がすっからかん♪ってこと。』
神「テメェ…」
萌『何?やる?』
ラビ「まーまーまー!!!!作戦会議と行こうさ!!」
チッと神田が舌打ちし、チッと私が舌打ちして、
神田とラビはソファに、私はベッドに座り込んだ。(因みにここ私の部屋)
ラビ「で、思ったのがこういうこと考えるの、萌得意だから…」
萌『私一人でやれってか?アァ?』
ラビ「じ、冗談さッι」
萌『まぁ大体わかってるんだけどね♪』
ラビ「え…もう?」
萌『聞きたい?』
ラビ「聞きたいさ!!」
萌『聞かせてください萌様って言え。』
ラビ「はぁ!?」
萌『冗談♪で、作戦ってのが…』
ラビ「Σそれって作戦って言っていいんさ?」
萌『今までのがひねくりかえってたから、今度はストレートに、ね♪』
ラビ「でも将を射んと欲するならばまず馬を射よって言う言葉知らないんさ!?」
萌『どっかの漫画の主人公も言ってたぞ?
"将を射んと欲するならば将を射りゃいいじゃねェか!!!"ってね』(はがれん)
ラビ「そうだけどさ…ばれねぇさ?」
萌『大丈夫。ラビと神田がうまくやってくれたらね。』
神「俺がヘマをすっかよ。」
萌『ま、明日が勝負!じゃ、おやすみ。出てけ出てけ。』
ラビと神田が出て行ったのを確認して、私は一人、思いにふけた。
腐った奴らだ。
金で命を買う?
そしておそらく一人が消えたらもう一人が消える、
というのは二人目はきっと…アクマになったのだろう。
人々の思いを利用して命を奪う奴らが許せない。
でも何より許せなかったのが、ラフィエルさんだった。
私なら、どんな夢があっても大切な人を優先すると思う。
でもそれを人は逃げる、と言うのだろうか。
弱い、と言うのだろうか。
なら私は弱くていい。
負け犬、弱虫、と蔑まれてもいい。
それでも私は、大切な人を失いたくないから。
もうこれ以上、一人になりたくないから。
何かを得るためには何かを失わなければならないんでしょ?
なら私は夢を捨てる。
まぁ、これは私の意見であって、これを他人に押し付ける事はできないんだけどね…
大切な人を失う事
それはやはり
悲劇以外の
何物でもなかった
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